赤ちゃんのお口の発達を引き出すとろみ付け

【とろみを付ける必要があるのは赤ちゃんの口腔機能の発達が理由】

離乳食は、赤ちゃんの消化機能が整いだした生後5~6ヶ月頃から始めますが、この時期、赤ちゃんはまだ舌を十分に動かせません。
生後5~6ヶ月の赤ちゃんは舌を前後に動かすのが精一杯です。口の中に取り込んだ食物は、そのまま舌で奥へと移動させてしまいます。
舌と上顎で食べ物をつぶしていく動きを覚えるのが、生後7~8ヶ月とされています。
とろみが特に必要なのが、この時期です。つぶした食べ物を口の中でひとまとめにする動きを覚えていく時期なので、飲み込みやすさが大切になります。飲み込みやすさに関わるのがとろみです。
離乳食では、「赤ちゃんの食べる動きを引き出す」という考え方が重要と言われています。食べることを覚えだした赤ちゃんが、順調に食べる機能を発達させるために大切なのがとろみです。

【離乳食へのとろみ付けにはかけるだけの顆粒オブラートが最適!】

とろみを付ける時、水溶き片栗粉を使うことが多いかと思います。
しかし、水溶き片栗粉を使った場合、しっかり加熱しないと、粉っぽさが残ってしまいます。また、早く食べたがる赤ちゃんには、待たせる必要があるというのがデメリットです。
その点、顆粒オブラートは、加熱する必要がありません。ダマになりにくく、溶けやすいので、離乳食に振りかけるだけで、とろみを付けることが出来ます。
離乳食の用意が出来たら、すぐにでも赤ちゃんに食べさせられるのが、顆粒オブラートの最大のメリットです。
加熱しなくても良いので、とろみをさらに付け足したい時、後から調整が出来るのも、顆粒オブラートのメリットです。
赤ちゃんの飲み込み具合を見て、ちょい足しするのにとても適しています。
また、水溶き片栗粉を使うのは、調理の最後の味付けが終わった後なので、計量スプーンも汚れており、水溶き片栗粉を計量するために、
改めてスプーンを洗うのが、地味に面倒くさいというデメリットがあります。
忙しいママにとって、この地味な面倒くささは大敵です。
後回しにした挙句、「今回だけはいいかな?」と自分に言い訳しながら、とろみを付けなかったという経験は、多くのママがしているものでしょう。
離乳食にそのまま振りかければ良い顆粒オブラートは、地味な面倒くささからママを解放してくれます。
赤ちゃんにも自分にも言い訳をしなくて済む、とろみ付けの習慣に、非常に役立ちます。

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