誤嚥を防止するための料理のとろみ付け

誤嚥の発生理由ととろみ付けについて
高齢になると食べ物を口の中で噛む力が衰えてしまったり食べ物や液体が喉に急に入ってしまうと胃に入っていかず気管に入ってしまう
恐れがあります。気管に誤って入ってしまうのが誤嚥と言われる症状です。
誤嚥が発生すると食べ物だけでなく唾液に含まれる細菌まで一緒には肺の中に入る恐れがあります。
すると肺の中で細菌が増殖し肺炎を発症するリスクが高まってしまいます。
高齢の方の場合は、肺炎は非常に怖いため発症のリスクを下げるためにも誤嚥対策をする必要があります。
そんな、誤嚥に対する対策として料理にとろみを付ける事が有効となります。年齢を重ねたり何らかの持病が影響して食べ物を飲み込む
タイミングがずれてしまうとむせてしまいます。とろみを付ける事で口の中での食べ物や液体の移動速度をゆっくりと遅らせる事が出来、
とろみが無い食べ物や液体と比べると口の中での移動が遅くなりゆっくりと動いてしっかりと飲み込む事が出来るようになります。
また、年齢を重ねると唾液の分泌が少なくなっていきます。
唾液の分泌が少ないと食べ物を噛んでから飲み込むまでに上手くまとめる事が出来ません。すると飲み込むタイミングもずれてしまいます。
とろみを付ける事で唾液の役割も担ってくれる効果があります。
このように料理にとろみを付ける事はとても重要です。

とろみを付ける方法について
料理にとろみを付ける方法として、ご家庭であるものなら、水溶き片栗粉を入れて加熱する事でとろみを付ける事が出来ます。
このほか、小麦粉を使って練り上げたりする事でとろみを上手く付ける事も可能です。
さらに近年では、顆粒オブラートやとろみ調整剤というものも存在しており、これらを使用することで、とろみを上手に調整する事が出来ます。
また、食べ物だけでなく飲み物にもとろみ付けが出来て誤嚥防止を行う事が出来ます。

まとめ
誤嚥は最悪の場合、肺炎に繋がるリスクがあります。
日頃から食事が上手く飲み込めない、むせてしまうといった症状がある場合には、誤嚥の可能性も高まります。
誤嚥による肺炎を発症する前に料理にとろみ付けを行って上手く飲み込めるように対策する事が重要です。
とろみを付ける事でゆっくり、しっかりと口の中の食べ物を飲み込む事が出来るようになるため、誤嚥対策としてとろみ付けは重要な役割を
担っています。

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