粘調度が上がると誤嚥をしにくくなる

高齢になってくると、どうしても嚥下機能の低下がみられるようになります。
そのため水やお茶などのさらさらしたものを口にして飲み込むときに、むせてしまうことがあるのではないでしょうか。
それはしっかり飲み込んでいると思っても、さらさらとしたものは、気管に入り込んでしまいやすいからなのです。

高齢者ならだれにでもむせることがあっても不思議ではありません。
しかしながら、脳血管障害や認知症などの基礎疾患があれば、さらに飲み込むときの誤嚥のリスクは高まります。
そんな誤嚥を防ぐ方法に、とろみを付けるという方法があります。今回は、そのとろみを付ける重要性をご紹介します。

・とろみを付けると、食べるものがまとまる
とろみを付けると、細々とした食べ物をまとめてくれるので、飲み込みやすくなります。
もちろん一回に飲み込める量を上回る量を一度に口に入れてしまった場合は、むせることもあるでしょう。
しかしとろみを付けて適量を口に運んだ場合、口に入れたものがまとまって喉を通るので、誤嚥防止につながります。

・パサついたものもとろみを付けると飲み込みやすい
誤嚥をするからといって、食べるものを制限してしまうと、食の楽しみがなくなります。
食べるものの中には、水分量が少ないパサついたようなものもあります。
例えばお菓子などに多いでしょうか。しかしお菓子は食べることの楽しみの一つでもあります。

水分量の少ないパサついた食べ物でも、とろみを付けてあげることにより、潤いを与えることが出来ます。
乾燥していると、どうしても喉に張り付いたり、口の中に残りやすく誤嚥しやすい状態になります。
しかしながら、とろみを付けてあげることによって、潤いを含み、口の中に残りにくい状態を作ることが出来るのです。

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